SONY DSC-RX10M4 レビュー

SONY DSC-RX10M4 レビュー

2017年10月6日(金)に発売されたRX10M4のレビューです。
全然買う予定ではなかったのですが、先行展示で実機を触ったらこれはすごい!ということになり、買ってしまいました。
望遠域は主にマイクロフォーサーズを使っていたのですが、600mm相当になると出てくる絵の解像感がもう少し欲しいと思っていたこと、この1台があれば望遠だけでなく広角から全てカバーできるので旅行等には最適と思ったことが買い替えの動機となっています。

SONY DSC-RX10M4

RX10M4を購入し、まずは1枚

まずは買ってきて何気なく撮った中からの1枚です。
DSC00003
自分は雨に濡れないところへ退避し、とにかく望遠端+超解像ズームの最も望遠の状態で外の様子を撮影してみただけのなんて事のない1枚です。
ISO 3200で高感度NRは弱のため画質の乱れはありますが、35mm換算1200mm相当の手持ちでこの絵が撮れているというのは写真を撮るかたであれば驚くのではないでしょうか。

RX10M4の望遠マクロ的な使い方

こちらは旧古河庭園にてバラにとまったトンボを撮影したもの。
DSC00184
400mm相当の絞り開放で撮り、RAW現像で細部を調整するとともに若干明瞭度を落としています。
はい。明瞭度を落としているのにこの解像感です。
等倍拡大して見ていたら、トンボって意外とグロいなぁ…とか思ってしまいましたが。。

ちなみに、RAW現像ですが、現時点ではLightroomもCapture Oneも対応していません。
exiftoolで、-SonyModelID=”DSC-RX10M3″ *.ARW としてRX10M3のRAWを偽装することでLightroomに読み込ませました。
※こちらの方法は各メーカー公式のものではありませんので、自己責任でお願いします

RX10M4での夜の動き物

週末に池袋で開催されていたよさこいを撮ってみました。
AF面、画質面の両方ともかなり厳しい条件です。
DSC00716
ISO 3200で、こちらのデータはRAW現像しています。
α9譲りの瞳AFと被写体追随性と連写というのがRX10M4最大の売りです。
これを暗い中で試してみると、心なしかα9より若干外し気味かなという印象でした。

RX10M4、唯一にして最大の弱点

先ほどのよさこいを撮影している時に、とても重要な弱点に気づいてしまいました。
AF-Cモードで被写体を追っていて、当然よさこいなので近づいてくるわけです。
そこでズームアウト…動きません。

AF-ON状態では電動ズームが一切動かないという仕様のようです。
これではせっかくのAFシステムが台無しではないでしょうか。
購入前は最強の運動会とかドッグランカメラだなと思っていましたが、この仕様のために自信を持って人に勧められません。

この部分のソフトウェア開発がいかに大変かというのはわかっていますが、何としてもファームアップで対応していただきたいところです。
AF-Cだけでも良いです。

これだけを言いたいために、購入からこんなに短期間でこの記事を書きました。
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