絹目写真のスキャンデータをレタッチする

絹目写真のスキャンデータをレタッチする

古いプリント写真で、絹目調というマットなプリントが流行った時期があります。
これらの紙焼き写真はスキャンしても絹目の細かい模様ができてしまう場合が多いのです。

ちょっと強引ですが、Photoshopを使って絹目写真をレタッチしてみました。


まず、ベースとなるのがこれ。
かなり昔に撮影した写真のため腕はさておき、おそらくF-801を使って長良川で撮影しただろうなという写真です。

絹目写真(レタッチ前)

ちょっとわかりにくいので、右上の空の部分を拡大したのがアイキャッチ画像にもなっているこちら。

絹目調写真

Photoshopで開き、フィルターからノイズ→ダスト&スクラッチを選択します。
絹目写真のレタッチ(ノイズ)

絹目が消えるぐらいまで、半径を大きくしていきます。
ここであまり大きくしすぎると、ボケすぎてあとでアンシャープマスクをかけても細部が潰れた状態になってしまいますので、ギリギリのところでやめておきましょう。
絹目写真のレタッチ(ダスト&スクラッチ)

続いてアンシャープマスクを使います。
絹目写真のレタッチ(シャープ)

適用量と半径を調整します。
こちらもやりすぎには注意しましょう。
絹目写真のレタッチ(アンシャープマスク)

レタッチ後の写真がこちらです。
絹目写真(レタッチ後)